サロンブログ

女性の更年期に備える

by in すあしの食卓革命 2020年4月9日

 

こんにちは!オーソモレキュラー認定ONEの Suashi 岡本です😊


ここでは「オーソモレキュラー栄養学」的な物の見方で、自身が学んだ栄養学に関する知識の整理の為にブログをアップしています。私の物の見方も入ります。決して「~は身体に悪い」とか「~を摂取した方が良い」とか制限や決めつけはなく、あくまでも人の身体の構造や体内での化学反応に注目した内容となっています。


ブログを読んでくださった方が、もっとご自身の身体に興味を持ち、何を食べるか、どう食べるか考えるきっかけになれれば嬉しいです😊

 

今日は、女性ホルモンのお話です。

 

根本治療ピラミッドの「性ホルモン」になります。私自身の根本治療と並行して書いてますので、遅筆ということもありますが、頂上の「脳、メチレーション」に到達するまでに時間を要しております。次回は「甲状腺」です。

 

男性の方は男性ホルモンの記事も過去にアップしてあるので、良かったらこちらも参考にしてください。

根本治療ピラミッド

 


(画像 宮澤医院ホームページブログから抜粋 一部改変)

私事ですが、今月(四月)に46歳誕生日を迎えます。

すでにアラフィフの年頃です。現在は何の症状もないのですが、来るべき50代を迎えるにあたり、

更年期症状の緩和のため、色々とホルモンの勉強をしています。

 

私と同じように、これから更年期を迎えようとしている方、今まさに更年期の辛い症状がある方に、自身の女性ホルモンと向き合うきっかけになれればと思います。

 

正直、ホルモンの話は難しすぎて、どう分かりやすくブログにアップするのか、ここ二週間悪戦苦闘していました(苦笑)

 

ポイントは3つに絞りました。

1.エストロゲンとプロゲステロンの話

2.婦人科疾患の原因について

3.副腎疲労と性ホルモンの関係

 

女性には人生の3大イベントがあると言われています。

10代の初潮、出産、そして50代の閉経。

 

その都度、ホルモンバランスが大きく変わります。

そう、女性の身体はとても複雑で、繊細、そして神秘的なのです。

 

私自身は出産経験がないのですが、これから50代の閉経へ進むべく、私の女性ホルモンは下降傾向となっている所でしょう。

一般的に更年期の症状(イライラ、不安感、頭痛、のぼせ、肥満 等)が現れるのは、閉経前後の10年間ぐらいといわれています。

私の周りの人生の先輩たち(50代、60代女性)のお話を伺うと、人によって症状は様々です。

では、どうして症状が大きく出る人とそうでない人がいるのでしょう。

エストロゲンとプロゲステロンの役割

女性ホルモンといえば、「エストロゲン」は聞いたことがある方は多いと思います。

では、もう一つの女性ホルモン「プロゲステロン」はご存知ですか?

私はつい最近まで知らなかったです。

実は更年期症状を軽くするキーポイントが「プロゲステロン」にあるのです。

まずは、それぞれの役割を説明いたします。

 

エストロゲン(卵胞ホルモン)

少女が思春期を迎え、大人の女性の身体に成長させるのに必要なホルモン。出産に備えて脂肪を蓄える。

エストロゲン過剰であると、子宮体癌、乳がんのリスクを高める。

エストロゲンは生理1日目~14日間の排卵前にピークとなる。

 

プロゲステロン(黄体ホルモン)

受胎と妊娠の為のホルモン。月経のある女性の卵巣で生産される主要なホルモン(閉経するとほぼ0になる)

副腎でも少量つくられ、副腎皮質ホルモンの原料となる。

プロゲステロンは排卵後14日~28日の間でピークとなる。

 

年齢と共に変わるエストロゲンとプロゲステロンの分泌量

下のグラフがエストロゲンとプロゲステロンの分泌量です。

両方とも年齢と共に減ってきますが、50歳代の所の赤矢印の“差”が大きいほど、更年期症状が強く出ると言われています。

要はプロゲステロンに対して、エストロゲンが優位であるのが問題だそうです。

このエストロゲン優勢性が更年期症状だけではなく、様々な婦人科疾患の原因とも言われています。

婦人科疾患の原因について

多くの婦人科疾患は女性ホルモンの代謝異常が原因と言われています。

 

環境エストロゲンの増加

 

環境エストロゲンとは、重金属、ダイオキシン、殺虫剤、プラスチック製品につかわれているフタル酸エステル、衣類、石鹸、あらゆる石油化学製品、アメリカ産の牛肉、牛乳等も含まれます。

環境エストロゲンは細胞の中のホルモンの受容体を刺激し、占拠して本物のホルモンの機能を制御してしまいます。

プラスチックの加熱は要注意です。買ってきたコンビニ弁当をプラスチック容器に入れたまま電子レンジで温めると環境エストロゲンに曝露される可能性があります。

暖かいペットボトルの飲料も気をつけましょう。

 

エストロゲン代謝分解の低下

 

肝臓でのエストロゲンの分解能力が低下し、血中のエストロゲンの濃度が上昇してしまいます。

 

では、エストロゲンの優位性を下げるには?

 

環境エストロゲンに関しては、できるだけ摂取しないように気を付けるしかありません。

天然のプロゲステロンクリーム等もネットで購入できますが、私もまだ試してみたことがないのですが、自己責任でということになります。

 

エストロゲンのデトックスには、アブラナ科の野菜(キャベツ、ブロッコリー、大根、白菜等)、亜麻仁油もいいそうです。

 

副腎疲労と性ホルモンの関係

前回、副腎疲労に関するブログを書きましたが、この副腎から分泌される抗ストレスホルモンといわれるコルチゾール、性ホルモンと大きく関わります。

「コルチゾール スティール」スティールとは英語で盗むという意味です。

 

下記の図は副腎から作られるホルモンを表しています。コレステロールからホルモンの前駆物質プレグネノロンが作られ、通常であれば、コルチゾールと性ホルモンとでバランスよく作られるホルモンですが、副腎疲労やストレス過多、低血糖の症状等により、コルチゾール生産が優先となり、性ホルモン生産が少なくなってしまうことを言います。

最後に。。

現在コロナウィルスの影響により、三月からフットケアの仕事と、ヒーリングセッションも徐々に出来なくなっています。

この休みの期間を好機ととらえ、自身の身体のメンテナンスに費やしています。

目下、体温を36度台に上げること。私の平熱は35度台なのです。この平熱が低いと更年期症状も強く表れると言われています。

現在、呼吸と自律神経を整える事、身体の動きと呼吸を連動させることを試みています。

子供の頃はそんなこと意図せずにやっていたことが、大人になるといつの間にか呼吸が浅くなり、自然な身体の動きができなくなり、そして色々な不調に繋がってしまいます。

子供の頃の気持ちと身体に戻す!そんな感じでしょうか😊

 

最後に宣伝ですが、「副腎疲労ケアのモニター」も引き続き募集中です。

現在対面セッションができませんが、90項目ほどの質問表に答えていただけると、食事や生活習慣等のアドバイスさせていただきます。

お支払いは現在の緊急事態が落ち着いてから、対面セッションの際にお支払いいただければ結構です。

詳しくは前回のブログの一番下をご確認ください。


フットケアサロン Suashi 👣素足