サロンブログ

脂質のお話 ~糖質依存から脂質をエネルギーに変える①~

by in すあしの食卓革命 2019年6月21日

 

こんにちは!オーソモレキュラー認定ONEの Suashi 岡本です😊


ここでは「オーソモレキュラー栄養学」的な物の見方で、自身が学んだ栄養学に関する知識の整理の為にブログをアップしています。私の物の見方も入ります。決して「~は身体に悪い」とか「~を摂取した方が良い」とか制限や決めつけはなく、あくまでも人の身体の構造や体内での化学反応に注目した内容となっています。


ブログを読んでくださった方が、もっとご自身の身体に興味を持ち、何を食べるか、どう食べるか考えるきっかけになれれば嬉しいです😊

 

前回の「脂質のお話」から一か月経ってしまいました。

この「脂質のお話~糖質依存から脂質をエネルギーに変える~」は私がそもそもオーソモレキュラーを勉強したくなったきっかけとも言える内容です。

ずっとこのお話を書きたくて、でも非常に重く、覚悟がいる感じ。。。なぜかというと私自身の問題だったからです。

私はここ2~3年、いやもっとかな?昼食後の耐え難い眠気と帰宅時に空腹だと冷や汗や動悸の症状に悩まされていました。10~20分位意識がなくなる程でした。デスクワークだったのでただの居眠りで済んでましたが、当時はただの睡眠不足だと思っていました。

私は高城剛氏のメールマガジンを購読していて、たまたま「オーソモレキュラー分子栄養学」を知ったのです。興味本位で調べていくと、そこには「機能性低血糖症」という症状が記載されていて、まさに私の午後一の睡魔の症状と同じだったのです。

あと夜中の歯ぎしりも症状の一つとして現れていました。

低血糖の症状と血糖値スパイクに関しては過去のブログをご参照ください。

私はどちらかというと痩せ型で、特にスィーツ好きというわけではありません。(糖分はあれば食べるという程度です。)

玄米食を10年以上続けていて、食事には気を使っている方ではあったと思います。

そんな自分が「糖尿病」という病気とは無縁と思っていました。

人間ドックの空腹時血糖値も80台で全く問題はなかったのです。

しかしそこが落とし穴で、血糖測定値「FreeStyle リブレ」を購入して自身の血糖値を測定したら、

空腹時 80台の血糖値が、食後には150位まで上がってしまうのです。(通常であれば50~60mg/dl までの上昇) その後30分位で70mg/dl に…。私の身体の中の血糖値を下げるホルモン、インスリンは150まで上がった血糖値を下げようと働きます。その後70までインスリンの働きで血糖値が下がっているのにも関わらず、まだ分泌をし続け、時には40台まで血糖値が下がることもありました。

しかし、もっとひどいのは夜中の低血糖でした。血糖測定器では40mg/dl 未満は測定不能となり、

私の血糖値は明け方4時位には、よく測定不能となっていました。

就寝中は糖の摂取ができないため、低血糖になりやすいですが、通常は肝臓で糖新生が行われるので低血糖にはならないのです。

肝臓の「糖新生」に関しては過去のブログをご参照ください。

就寝中の歯ぎしりや噛みしめは、恐らくアドレナリンやコルチゾール、グルカゴンや成長ホルモンなどが総動員して、私の死に至る程の低血糖を上げようと分泌され、そのため交感神経が活発になり起こるのが原因だったのかもしれません。そんな状況が毎夜繰り返されていたと思われますので、私の睡眠の質も相当悪かったんだと思います。

今思うと、自分の身体に本当に申し訳ないことをしてきたと反省しています。


もしこのままの生活を続けていたら、近い将来インスリンの分泌に異常をきたし糖尿病になる可能性もあります。

 

「低血糖」には何が必要か?答えは糖質ではなく、「血糖値のコントロール」なのです。

 

「血糖値のコントロール」とは急激に血糖値を上げる物(糖分、炭水化物)を食すのではなく、食物繊維のサラダやタンパク質(肉、魚、卵)を摂取してから、白米や玄米、パンなどの炭水化物を摂取すると血糖値が急激に上昇せず、その後の血糖値の急低下(低血糖)も防げるのです。

食前にプロテインを取るのも血糖値を上げにくいといわれています。

高糖質の物を摂取してしまった後も、筋肉に負荷がかかる運動(階段の上り下りやスクワット)なども血糖値の上昇を防いでくれます。

 

最近「糖質制限」も流行っていますよね?私は「プチ糖質制限(夕飯だけ主食を抜く)」を現在は行っています。ただし、急激な糖質制限はやはり危険だと思っています。

私のように今まで糖質でしかエネルギーに頼ってなかった人間が、いきなりタンパク質や脂質のエネルギーに変えるのはそう簡単ではありません。

急激な糖質制限はやはり「低血糖」を引き起こします。

 

車で例えると

糖質=ガソリン車、脂質=電気自動車、 糖質 / 脂質 = ハイブリッド車

 

私はガソリン車からまずはハイブリット車に乗換をしているところです。

その為には自分の身体をもっとよく知る必要がありました。

 

長くなりましたが、今日はここまで。

次回は「脂質のお話 ~糖質依存から脂質をエネルギーに変える②~」

前置きが長くて本題の脂質エネルギーの話にたどり着くのはまだ先になりますが、ご了承くださ

い😊


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