サロンブログ

腸脳相関と炎症①

by in すあしの食卓革命 2019年10月28日

 

こんにちは!オーソモレキュラー認定ONEの Suashi 岡本です😊


ここでは「オーソモレキュラー栄養学」的な物の見方で、自身が学んだ栄養学に関する知識の整理の為にブログをアップしています。私の物の見方も入ります。決して「~は身体に悪い」とか「~を摂取した方が良い」とか制限や決めつけはなく、あくまでも人の身体の構造や体内での化学反応に注目した内容となっています。


ブログを読んでくださった方が、もっとご自身の身体に興味を持ち、何を食べるか、どう食べるか考えるきっかけになれれば嬉しいです😊

 

本日は「根本原因アプローチ」のピラミッドの一番下「腸・炎症」の項目より、題して「腸脳相関と炎症①」

 

「リーキーガット症候群(腸漏れ)」

 

「リーキーブレイン(脳漏れ)」

 

この二つに関しての情報を綴ります。

 

次回の「腸脳相関と炎症②」は遅延フードアレルギーの予定です。

 

皆様は「腸脳相関」という言葉は聞いたことがあるでしょうか?

 

腸と脳は密接に関係しています。腸に問題が起きると、脳にも波及し、脳機能の低下や精神疾患にも関与することがあるそうです。

 

ところで、前回ご紹介した「低血糖」についての対策は進んでいますでしょうか?

 

「根本原因アプローチ」のピラミッドは下から順番にアプローチを進めていくものです。

その根底に「低血糖」の症状があると、中々うまく上にアプローチが進めにくいと言われています。もし食後のひどい眠気や、カフェインがどうしても必要な方、就寝中の歯ぎしりや噛みしめがある方は前回の「低血糖の海から這い上がる①、②」をご参照ください。

健全な身体と精神には血糖値のコントロールが重要となります。

 

リーキーガット症候群(腸漏れ)

私のように分子栄養学を学んでいたり、一部の健康オタクの方はご存じの方は多いと思います。

それでもあまりテレビ等では紹介されてなく、当然のことながら広告主のスポンサーに配慮しますと、リーキーガット症候群の大きな原因が過剰に摂取した“小麦”とは言えないでしょう。

現在多くの方がこの症状を持っているといわれていますが、ネットで意図的に調べない限り情報を得ることができません。

 

「グルテンフリー」という言葉を聞いたことがあると思います。意味はそのまま「小麦を含まない製品」とうことです。普段食べているものを振り返ると、パンにパスタ、ラーメン、クッキー等、私達の周りには小麦製品があふれています。

グルテンは小麦製品に含まれるタンパク質の事です。

グルテンは身体の中に炎症を引き起こす大きな要因となります。

 

さて、前置きがながくなってしまいましたが、「リーキーガット症候群」とは、小腸の粘膜を覆う上皮細胞は一つづつ互いにくっついて(タイトジャンクション)外部の物は内部に入らないようになっていますが、アミノ酸に分解される前のペプチドの刺激によって、「ゾヌリン」という成分が分泌され、細胞と細胞の間に隙間を作ってしまいます。その隙間から未消化の食べ物や細菌などが体内に入り、身体の中で悪さをすると言われています。

 

あなたの花粉症、アトピー性皮膚炎、慢性疲労の原因の一つが普段食べている小麦だとしたら?

宮澤医院ホームページブログより引用

リーキーブレイン(脳漏れ)

そして細胞と細胞の間に隙間を作ってしまう成分の「ゾヌリン」は、小腸から体内に入り血流にのって脳まで到達。「血液脳関門」という脳内の関所でもあるバリア機能をも緩めてしまいます。そしてその脳内の細胞と細胞の隙間が空き、そこから有害物質が脳内に入ってしまうことがあります。

それが「リーキーブレイン」と言われています。

脳内に有害物質が入り込むと、そこから炎症が発生し、様々な精神的不調(イライラ、集中力低下等)、頭痛も引き起こすことがあります。

そして脳内の炎症とアルツハイマーや認知機能の低下は大きく関係していると言われています。

 

グルテンの他に過剰なアルコールや睡眠不足もリーキーブレインの大きな要因となります。

ではどうやってリーキーガットやリーキーブレインを防ぐ?修復する?

そうはいっても、自分の腸内環境を調べる検査は、「総合便検査」という検査がありますが、検体(便)をアメリカまで送って、そこで培養するなど時間もお金も非常にかかります。(私は検査中で来月結果がでます。)善玉菌、悪玉菌、日和見菌などの腸内フローラなどを調べることが可能です。

 

簡単なのは、自分の目で見てチェック。

毎日の便の状態をチェックしましょう。

 

健康な便は毎日バナナ状の便が二本。色は茶色系、においも強くない。

 

硬く、コロコロの便や下痢、色も黒色など、臭いもきつい場合は腸内環境が荒れていることを表します。

昨日食べた物を思い返してみてください。

 

自律神経が緊張していると胃の動きが止まると言われています。

便秘気味の方は少しリラックスした時間を意識して作るといいかもしれません。

グルテンフリー2週間チャレンジ!

腸内環境が悪化していると明らかに自覚できる人や、アレルギー体質の方などは、一度「グルテンフリー2週間チャレンジ!」をしてみるといいかもしれません。できれば糖の摂取も一緒に控えると効果は大きいと思います。

 

グルテンにはもともと中毒性のある物質が含まれているため、パン屋やラーメン店を素通りするのが困難な方もいると思います。

なんとか二週間ぐらい我慢すると、そんなに食べたいと思わなくなってくると思います。

そこで体調や精神面での変化があるかもしれません。

 

腸粘膜の修復には?

亜鉛、ビタミンA・・・腸のバリア機能を修復する重要な栄養素

 

グルタミン・・・腸の粘膜細胞にとって重要なエネルギー源

 

乳酸菌、ビフィズス菌・・・胃腸障害を予防または治療

 

食物繊維・・・腸粘膜の正常なバリア機能を維持、有益なビフィズス菌を増殖

 

最後に・・・

私の個人的な経験談ですが、20代の頃に発症した花粉症を克服した経験があります。

ヒノキ花粉アレルギーでしたが、今では花粉がひどく飛んでる日は、「あ、ちょっと花粉かんじるな~?」って位でくしゃみも出なくなりました。

 

そのころ何をしたかというと、とにかく睡眠時間を確保することと、ストレスを溜めないこと、この二つだけを優先にして生活をしていました。結果、なん年も風邪さえひかなくなりました。

 

睡眠不足だったり、ストレスフルな生活ですと、そこから食事の制限に取り組むのはとてもハードで挫折しやすいと思います。

 

私は今でも食事面では常にトライ&エラーを繰り返してます。

 

まだまだ課題は山積みですが、楽しみながら実践して、失敗してそして学んでの積み重ねですね。

 

本日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。


フットケアサロン Suashi 👣素足