サロンブログ

あなたの副腎大丈夫ですか?

by in すあしの食卓革命 2020年3月12日

 

こんにちは!オーソモレキュラー認定ONEの Suashi 岡本です😊


ここでは「オーソモレキュラー栄養学」的な物の見方で、自身が学んだ栄養学に関する知識の整理の為にブログをアップしています。私の物の見方も入ります。決して「~は身体に悪い」とか「~を摂取した方が良い」とか制限や決めつけはなく、あくまでも人の身体の構造や体内での化学反応に注目した内容となっています。


ブログを読んでくださった方が、もっとご自身の身体に興味を持ち、何を食べるか、どう食べるか考えるきっかけになれれば嬉しいです😊

 

  最近よく聞きませんか?

「副腎疲労症候群」「副腎機能低下症」「アドレナルファティーグ」

医学用語では「副腎皮質機能低下症」。

 

どれも同じ意味です。このブログでは「副腎疲労」で統一します。

 

「副腎」とは腎臓の上に位置する臓器です。

大きさは2~3cm 位でホルモンを分泌する働きがあります。

 

この「副腎」が人間の精神や体にとって、とても大切な役割があります。

 

恐らく自分の事ととして認識していない、「隠れ副腎疲労」の方多いかな?と思ってます。

 

私自身も思い起こせば、10年以上はこの「副腎疲労」とのお付き合いしています。

 

「自分が副腎疲労かも?」と認識できると結構対処して改善できる場合があります。

 

根本治療ピラミッド


(画像 宮澤医院ホームページブログから抜粋 一部改変)

「低血糖」、「腸、炎症」と終わって、順番からいうと「デトックス」ですが、それは次回に。

先に「ホルモンの副腎」からやります。

この「副腎」も「低血糖」に大きく関わるので、「副腎疲労」の疑いがある方は「低血糖」のブログも一緒に読んでください。

下にリンクを張っておきます。


そもそもこの「根本治療ピラミッド」は何の為の治療かと言いますと、


慢性疲労、 アレルギー体質、 脳機能の衰え 



三つの改善のためのアプローチです。ピラミッドの下から順番に取り組むのが効率がいいと言われています。病気未満の状態から不調を良くしていきます。



ピラミッドの下の「低血糖の海」から取り組まないと中々改善していきません。



なぜ海かというと、とても不安定な状態を表しています。



さあ、血糖値のコントロールをしつつ、次のステップへ進みましょう。

副腎疲労度チエック

☑朝起きるのが辛い

☑疲れが取れない(ぐっすり眠っても疲労感が残る)

☑塩辛い食べ物が無性に欲しくなる

☑倦怠感(以前楽しんでいたことも、すべておっくうになる)

☑日常的なことが、とても疲れる

☑性欲の低下

☑ストレスに対処できない(イライラしたり感情のコントロールができない)

☑病気や怪我、外傷(トラウマ)から回復するのに時間がかかる

☑ベットや椅子から立ち上がる時に頭がクラクラする

☑軽度のうつ

☑人生のすべてがむなしい

☑PMS(月経前症候群)の悪化

☑カフェインがないと仕事ができない(コーラやチョコレートも)

☑思考が定まらず、ボーっとする

☑記憶があやふや(昼食になにを食べたか思い出せない)

☑午前十時まで目覚めない(仕事中でも)

☑午後三時から四時の間はぼんやりしている

☑夕食後、やっと元気になる

☑仕事がはかどらない

ジェームズLウィルソン著「医者も知らないアドレナルファティーグ」より

上記の症状一つでも当てはまる方は、そのままこのブログを読み続けてみて下さい。

副腎から分泌されるホルモン「コルチゾール」

副腎から分泌されるホルモン「コルチゾール」は抗ストレスホルモンと呼ばれ、その名の通り私達のストレスに対抗してくれます。

 

でも、ストレスが大きかったり、慢性的なストレスが続くと、コルチゾールも分泌し続けて、、ついに枯渇してしまう場合があります。

その枯渇してしまった状態が、先に副腎疲労度チエックの症状として現れたりします。

 

「え~!そんなにストレスないんだけど?」という方もいるかもしれません。

 

コルチゾールが多く分泌される原因は、ストレスだけではありません。

様々な身体の機能と連動しています。

副腎疲労と低血糖

副腎ホルモンのコルチゾールは、血液中の血糖値の濃度を保つ機能を持っています。

しかし、副腎が疲弊するとコルチゾールの分泌が低下し、血糖値の濃度を保つことができません。

このため、副腎疲労の方は血糖値が低い(低血糖症)傾向があります。

 

私の場合はこのケースで、まさに長年の低血糖症のせいで副腎を痛め続けていました。。

恐らくこの後に説明する甲状腺機能低下も原因だと思います。

副腎疲労とアレルギー

アレルギーの症状を起こすヒスタミンや他の炎症性物質に対して、コルチゾールは強力な抗炎症性物質(炎症を抑える)として、アレルギー反応を抑える重要な働きをします。

 

ヒスタミンの放出が多いほど、炎症反応の制御に必要とされるコルチゾールが多くなり、さらに多くのコルチゾールを産生するために副腎を働かせなくてはなりません。

 

結果として副腎疲労となります。

副腎疲労と甲状腺

副腎機能低下症を患う人の約80%が、甲状腺機能低下を併せ持つと言われています。

 

女性の場合、卵巣、副腎、甲状腺の繋がりは非常に重要です。このバランスが崩れると、ホルモンバランスが崩れ、エストロゲン過剰、エネルギー低下、甲状腺機能低下症が起きます。

 

エストロゲン過剰は副腎機能を悪化させ、それがまたエストロゲン過剰を悪化させる悪循環を形成します。

 

甲状腺から分泌されるホルモン(T3, T4) ですが、T4 (前駆体)から T3(活性型)に肝臓で変換して、全身の標的細胞に行き渡り、体温や熱エネルギーを産生します。

 

T4 => T3 に変換する至適温度が37度と言われています。

体温が低かったり、栄養素では鉄、セレニウム、コルチゾールが関わり、いずれも欠乏していると変換がうまく行われず、甲状腺機能低下の原因となります。

副腎疲労を改善させるためには?

副腎という臓器が精神や身体の様々な機能に重要な役割があることをご理解いただけましたか?

 

他にも、性ホルモンや自律神経にも大きく関わります。

 

副腎を大切にすること=正に自身の身体を大切にすることに繋がるのです。

 

では、どのようにして副腎疲労を改善させることができるのでしょうか?

 

残念ながら、副腎疲労を一気に回復させる魔法の薬はありません。

 

生活習慣を変える

 

・エネルギー泥棒を突き止める・・・エネルギーを消耗する生活環境や人間関係、職場、家庭内で極度にストレスを感じる事柄を把握し、排除する努力をする。

 

家庭や職場などすぐに環境が変えられない状況の場合は、下記の「自分にできる三つのこと」を唱えてみましょう。これは著書「医者も知らないアドレナルファティーグ」に記載されていた言葉です。

 

自分にできる三つのこと

 

①状況を変えることができる。

②状況に合わせて自分を変えることができる。

③状況から離れることができる。

 

・瞑想をする・・・リラクゼーション反応を起こす呼吸(腹式呼吸)を行う。

 

・就寝、起床時間・・・午後10時半までにベッドに入るようにし、できるだけ休みの日だけでも午前9時頃まで寝ている。(コルチゾール濃度が上昇するのが午前6~8時頃なので、この時間に寝ていることによって最大限に休ませることができる)

 

・その他・・・笑うこと、適度な運動も大切

 

食事を変える

 

・コーヒーやカフェインを含む飲料、チョコレートに含まれる成分テオブロミンは副腎を刺激するので避ける。

 

・食べるタイミング・・・副腎疲労の方は朝は食欲がないかもしれない。朝食を取らない場合は、昼食に過剰な食欲を抑える為に午前10時以前に何か栄養のあるものを摂取する。

午前11時から11時半に早めの昼食をとる。午後2時から3時の間に栄養のある軽食を取る。

夕食は午後5時から6時頃に取ると良い。

中々仕事しながらだと、このタイミングで食事をとるのは難しいかもしれないが、コルチゾール濃度が低くなる前に食べて栄養を補給することが大切。これは低血糖の頻回食に似ている。

 

塩分への欲求・・・副腎疲労だと塩分への欲求が強い傾向がある。血圧が高い場合は別だが、副腎疲労の人々は低血圧が多い。

だからと言って、いくらでも塩を取っていいわけではないが、せめて食卓塩から海塩に変えよう。

海塩だと微妙ミネラルを含んでいるのでより身体にいい。

 

最後に。。

私自身、思い返せば10年くらい前が副腎疲労の症状が悪化していた時期だと思います。当然その頃は副腎なんて臓器も知らなかったです。

なぜか毎日の通勤が非常に疲れ、朝は夫に朝ごはんを作った後に2度寝、その後夫が出勤する時に見送り、その後自分の出勤時間まで3度寝するような毎日で、10分時間があれば寝ていたかったです。

仕事も忙しかったのもあり、ストレスも多く、その頃から低血糖の症状も出ていたと思います。

 

出社しても朝10時位まで眠く、常にコーヒーと血糖値を上げる甘いものが手放せなかったです。

昼食もパンやパスタが多く、デスクで仕事しながら済ませることも。。

そして午後1時過ぎには猛烈な眠気、、意識を失うほどの眠気に襲われます。血糖値が急激に下がるのです。

そして眠気覚ましに飲みたくもないコーヒーを2杯~3杯と甘いお菓子。。

今から思うと、よくそんな状態で仕事していたなと(苦笑)

 

帰宅途中で低血糖の症状が出ると、身体の震え、冷や汗、全身の力がすべて抜けてしまう感じです。

駅のキオスクでチョコレートを買って、すぐに食べて落ち着いてから電車に乗ったことも何度かあります。

メンタル面でも感情のコントロールが効かず、すぐにイライラしたり、夫との喧嘩も多い時期でした。

今思うと、副腎疲労、低血糖、低体温からの甲状腺機能低下、極度の栄養不足であったと思います。

 

その後、分子栄養学と出会って栄養や身体の機能の事を学び、やっと自分の身体と向き合うことができるようになってきました。自分が低血糖で副腎疲労があるという認識するのには時間がかからなかったです。ただ改善するためにどうすればいいのかは結構苦戦しました。

今は以前よりかは改善されたとは思いますが、まだ最適な状態とは言えません。

今も普段頑張ってくれいている副腎を休ませるために、休みの日などは朝8時過ぎまで寝たりしています。

ちなみに、副腎の状態を知るのに「唾液コルチゾール検査」というのがあります。

 

コルチゾール量は日内変動するもので、ピークが午前8時頃、それから日中、夕方、深夜にかけて緩やかに減っていきます。

 

写真が私の唾液コルチゾール検査の結果です。昨年9月の物ですが、基準値(黄色いライン部分)と比べて私の数値(青いライン)だいぶ下回っています。

副腎疲労状態でコルチゾールが枯渇してしてしまっていますね。

 

そんな状態ですが、自分の身体(副腎)と向き合い、生活習慣、食事も変え、時にはメンテナンスもしているので、それほど日常的に疲れは感じにくくなってきました。

 

そうすると好循環が起こり、血糖値の調節も穏やかに感じられ、日々の小さなことにも感情を消耗することがなくなります。

 

生活の質(QOL) が上がるってこういうことだな、と実感しています。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。最後に宣伝です😊

 

 

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